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世界一になりたいの!!
「Centerコート」について ■この作品は、1987年-1988年に徳間書店発行の「月刊少年キャプテン」で連載されていましたが、前作「ヴィナス戦記」の映画化のため休載。 (※当時の編集部へ、アニメ制作のため休載の申し入れをした際に、休載拒否されていたが、「アリオン」連載時に「ガンダム」が重なったときには休載できたことから強行的に休載したとの談。 ソース:復刊版「Centerコート」あとがき) 1988年暮れ、再開の話が編集部と安彦氏との間で行われ、「雑誌の方針が変わったので、描き下ろしならいい」との通告がされる。つまり、この作品の連載再開は不要ということ。それを受けた安彦氏は打ち切りを受け入れることに。そのためこの作品は未完のまま終わっています。(なお、「少年キャプテン」は徳間書店社長の一声で1996年12月急遽廃刊) 安彦先生にとっては初のスポーツジャンルです。基本的にSF系&歴史系のジャンルをひた走る安彦先生には珍しい挑戦的な作品と言えるでしょう。スポーツが苦手な氏がスポーツをテーマに描くこと、初の女性主人公モノであること、軽いギャグタッチも初めての経験であり、安彦氏自身は割と気に入っていたようです。 また、安彦氏曰く、作中に「国民栄誉賞だ」というギャグ(?)を入れたのだが、当時、すでに浦沢直樹氏が「YAWARA!」でやっていたので恥をかいた、とのこと。知らなかったとはいえ、浦沢氏はメジャー系なので安彦氏がパクってしまったことになる・・・安彦氏的には後悔の念があるようです。 (※しかし、浦沢氏も「HAPPY!」という借金を背負った女の子がプロテニスプレーヤーの道に生きる姿を描く作品を出していて、「Centerコート」のプロットイメージに似ているんですけどね。) 氏曰く、この当時は日本人が世界ランキングに入ることは想像できなかった時代。だから、世界を相手に戦う話が描きたかった。その女の子を基点に、周囲の大人達があらぬ夢を見て狂おしく立ち回る滑稽さ、面白さ、禍々しさを描きたかったとのこと。 なお、登場キャラにはモデルがいて、コーチは陣内孝則さん、編集長は竹中直人さんか片岡鶴太郎さんをイメージしたとか。まさか安彦さん、実写ドラマ化を狙っていたとか・・・?(笑) ![]() ![]() ●無名の新人テニスプレーヤー「船戸川 愛」と偶然出会った、テニス雑誌「Centerコート」記者(バイト)の神無月 純は、彼女の兄と、雑誌社・社長との間で奇妙な因縁に翻弄される。 ![]() 2010-09-19 shinji
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