新・ムーミン

01.作品データ

■放送時期：1972年01月09日-同年12月31日
■放送局：フジテレビ系列
■企画製作：瑞鷹エンタープライズ　アニメーション制作：虫プロダクション
■脚本：田代淳二、沖島勲、藤川桂介ほか
■演出：沖島勲、水沢わたる、高市一男ほか
■作画監督：岡田敏晴、芦田豊雄、宇月始ほか
■チーフディレクター：りんたろう
■原作：トーベ・ヤンソン

注：1969年10月05日-1970年12月27日に放送された「ムーミン」と区別するためか「新・ムーミン」と表記される。また、原作と世界観やキャラクターが異なることからトーベ・ヤンソンには不評をかっている。

02.安彦氏の仕事

■原画

03.ムーミンとは？

■ムーミンとは、フィンランド作家トーベ・ヤンソンの作品「ムーミン・シリーズ」の略称、または同作品に登場する生物の種族名を指します。

■トイレの落書きが原点とも言われるムーミン。第1作は、1945年小説ムーミンシリーズ「小さなトロールと大きな洪水」が実質的なデビュー作。以降、最終刊「ムーミン谷の十一月」（1970年）まで計9作品が、約26年間出版された。

同時にトーベは1947年－1948年までフィンランドの「現代(Ny tid）」誌に小説を元にしたコミックを連載。1953年からイギリスの新聞「イブニング・ニューズ」でコミックの連載が始まり、世界40カ国以上の新聞に掲載されると、世界中で親しまれるようになった。当初７年契約でこの連載をスタートさせたが、人気があったため更に７年の契約延長を新聞社から求められた。

しかし、トーベは７年間の連載に疲れ、連載途中から弟のラルス・ヤンソンに引き継ぎ始める。コミックスはラルスを中心に連載が続けられ、1960年以降は完全にラルスの仕事となり、以降15年間連載が続けられた。

■日本では小説シリーズ最終刊が発表される1年前（1969年）にアニメーション化。ここで紹介している「新・ムーミン」は2作目にあたり、1作目の人気の高さが伺える。後に海外で人形アニメにもなり、1990年にはリメイク版として「楽しいムーミン一家」「楽しいムーミン一家冒険日記」や映画「ムーミン谷の彗星」も制作されている。

04.サブタイトルリスト