安彦良和-WORLD
安彦良和-WORLD パンくずリスト WorkList-Animation リスト さすらいの太陽
nw ne
コンテンツ コンテンツ
sw se
nw ne
このサイトについて The guide of the yasuhiko works
sw se
Writerprofile安彦良和とは?
NEWSNEWS LOG
WORKSWORKS
 lineComicsComic
 lineShortShort
 lineIllustrationIllustration
 lineAnimationAnimation
 lineOtherOther
ヤスヒコヨシカズ・クロニクルヤスヒコヨシカズ・クロニクル
BBSBBS
WEBアンケートWebアンケート
 lineWebGongWebGong
このサイトについてこのサイトについて
購入のススメ購入のススメ
リンク集リンク集
sitemapサイトマップ
 linesitemap 2サイトマップ2
お問い合わせお問い合わせ
更新履歴更新履歴
編集後記編集後記


さすらいの太陽

さすらいの太陽
さすらいの太陽 DVD-BOX
amazon.co.jp
■DVD-BOXは、コロムビアミュージックエンタテインメントから2004-09-29に発売されたタイプ(歌のシーンだけを抜き出して見られる「うたチャプター」など+αあり)と、2006-09-27に販売された2種類が存在する。後年に発売されたタイプの方が価格は安い。

01.作品データ

放送時期:1971-04-08(昭和46年)~1971-09-30
監督:勝井千賀雄・林政行・北島満章
製作:フジTV・虫プロダクション
原作:すずき真弓・藤川桂介(漫画作品)小学館の週刊少女コミック(現 少女コミック)に連載された。
主題歌:OP「さすらいの太陽」スリー・グレイセス、ボーカルショップ / ED:「心のうた」堀江美都子

02.安彦氏の仕事

作画設定・動画・作画監督補

ポイント昭和45年9月から3ヶ月間虫プロ養成所での研修が終わり、アニメーターとしての初仕事がこの作品。役職の「作画設定」とは、コスチュームデザインや小道具設定にあたります。

過去の印刷物(「アニメージュ」や「アニメディア」などの付録冊子など)による経歴では「設定助手」と記されているが、「G20」(1999年アスキームックVolume.4)での経歴は「動画」と記されている。実際には、いくつかの仕事を兼任している模様。

普通は動画からスタートするようだが、安彦氏は動画担当をしつつ、設定仕事も回されていたようです。安彦氏曰く、養成所では「アンデルセン物語」班の絵コンテ清書や、キャラクター商品などの版権もののイラストをしていたことから、細かい仕事が回ってくるようになったのではないか、と語っている。

ポイント当時安彦氏は、沼本晴海氏(養成所教官)から、「さすらい」班に何故入れるか事前説明があった際、「高橋信也氏に女の描き方を習え」と言われている。(沼本氏曰く、当時「女を描かせると業界で一番上手いのが高橋氏だ」と、高橋氏を口説いて越境仕事をしてもらうことになった経緯がある)

作画監督は野部駿夫氏がチェックしていたが、安彦氏も途中から手伝っている。席は野部氏の隣で、キャラを直す修正監督を行った。目鼻を直す程度で、話数をまるまるではなく、お手伝いレベルだったという。

ポイント氏曰く、原画は描いていない。当時の動画は1日20枚がノルマ、最低それだけはこなそうと思っていた。「動画を3年やって原画になれれば一人前」というのが当時はあったが、3年も待てない、もっと早くなりたいという気持ちがあった。

ポイント第8話のボクシングシーンは、「ジョー」を意識したモノになっているが、主なカットは「ジョー」班からきた神宮氏が描いており、神宮氏のカットで安彦氏が動画を描いた部分もある。

外注スタッフは顔ぶれがユニークで、「タイガーマスク」のアクション派・村田四郎氏のスタジオも原画に入っている。しかし、「さすらい」班は線が細い人がほとんど、そんな中に村田氏の荒々しいタッチの線が加わったため、デコボコになってしまった経緯がある。野部氏が苦労して修正していたが、ある時、村田氏の絵がキャラクターシートとあまりに違うことが問題となり、安彦氏が村田氏の元に訪問したことがあった。

安彦氏がキャラクターシートとの差異に言及すると、「違う、この絵が変なんだ」と、目の前で違いを描き、逆に指摘される形に。その描かれた画が実際に上手かった。画風が違うので、そのまま比べることは出来ないのだが、説き伏せられずに安彦氏はそのまま帰ってきてしまった・・・というエピソードが残っている。絵はその後も直らなかったが、今となってはある意味アクセントになって良かったんじゃないか、と氏は語っている。
(参照元:さすらいの太陽DVD-BOX解説書インタビュー記事より)

03.物語のあらすじ

昭和29年、同じ病院で生まれた二人の赤ん坊が、看護婦(野原道子)の手によってすり替えられる。一人は財閥令嬢、香田美紀、もう一人は下町の貧しい屋台のおでん屋(原作ではラーメン屋)の娘、峰のぞみ。立場の入れ違った二人はやがて成長し、歌手としてライバル同士に・・・。歌謡界を舞台にした根性モノで、運命的なベタ展開ながらドラマチックで今なお人気のある作品。

04.サブタイトルリスト

話数 タイトル 演出 脚本
1 すりかえられた運命 林 政行 雪室俊一・星山博之
2 二つの誕生パーティー 高橋良輔 山崎忠昭
3 盗まれたメロデー 斧谷喜幸 藤川桂介
4 私には歌がある 北島満章 雪室俊一
5 始めてのアンコール 斧谷喜幸 鈴樹三千夫
6 訪ずれたチャンス 北島満章 山崎忠昭
7 歌を忘れたカナリヤ 斧谷喜幸 藤川桂介
8 二人のちかい 北島満章 山崎忠昭
9 さようならファニー 北島満章 山崎忠昭
10 あすへの旅立ち 斧谷喜幸 鈴樹三千雄
11 ひびけ!トランペット 斧谷喜幸 山崎忠昭
12 泣くな花笠 北島満章 鈴樹三千雄
13 ふまれた野の草 徳丸海太郎 藤川桂介
14 涙のワンピース 徳丸海太郎 山崎忠昭
15 めざせチャンピオン 徳丸海太郎 鈴樹三千雄
16 夕陽にうたえ 徳丸海太郎 山崎晴哉・星山博之
17 海女の特訓 徳丸海太郎 伊東恒久
18 港にこだまする歌 徳丸海太郎 山崎晴哉
19 遠い歌手への道 徳丸海太郎 伊東恒久
20 帰ってきたファニー 徳丸海太郎 鈴樹三千雄
21 海に歌えば 徳丸海太郎 山崎晴哉
22 のぞみのデビュー 徳丸海太郎 伊東恒久
23 まぼろしの歌手 徳丸海太郎 山崎晴哉
24 知らされた秘密 徳丸海太郎 伊東恒久
25 父との別れ 徳丸海太郎 沖島 勲
26 心の友・心の唄 徳丸海太郎 沖島 勲
安彦良和-WORLD パンくずリスト WorkList-Animation リスト さすらいの太陽