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安彦良和-WORLD ![]() ![]() 0096/sect.2赤い彗星 1] |
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わからんか?彼は新しい希望だよ■ユニコーン起動で盛り上がったsect.1のクライマックスでしたが、今回から第2章へ突入。sect.2「赤い彗星」の始まりです。満を持してフル・フロンタルが活躍してくれそうなパートです。私はヘタレキャラでないことを祈るのみ。今号は42ページの掲載(前回までのあらすじ1ページ分とイラスト含む)。なお、掲載誌の紙質が変わっています。
なお、ユニ・ブロ1ページ内では、アムロ・カミーユ・ジュドーの紹介。カトキハジメによるメカ解説ページ2頁では、主役機「RX-0 UNICORN GUNDAM (ユニコーンガンダム)」の「NT-D」発動形体について記載されている。また、2007/6/26時点で公式Webサイトのほうも更新されている。 01.挿絵について ■今号の安彦先生の挿絵はカラー2点(扉絵1点含む)、白黒4点が掲載。 ■扉絵は(たぶん)旧サイド5の残骸に隠れようとする[ネェル・アーガマ]の図。漆黒の闇に浮かび上がるアーガマ。ちょっとホワイトベース・チックですね。 ■2点目の挿絵は、ダグザにからむアルベルトの図。やっぱり軍人ダグザはマッチョ姿勢。今回の横顔ショットは設定画と違ってちょっと黒人ぽいかな? アルベルトも33歳という設定にしてはちょっと老けている印象で、初登場時に描かれたイラストとも雰囲気がちょっと違うような・・・。顔の向けている位置によるのかな?。 ■3点目はバナージの悪夢の図。安彦先生お得意の悪夢シーンでは、ちゃんとカーディアスにバナージ足首をつかまれております。バックのユニコーンはちょっと悪魔チック。 ■4点目はエコーズに連行されるバナージと、見送るオードリーの図。特に感慨なし。 ■5点目の挿絵はエコーズに連行されるバナージと、手すりにつかまるリディの図。初対面の二人ですが、この二人、因縁の家系なんですよね。しかも二人でオードリー奪い合いそうな予感が・・・。それにしても、リディのパイロットスーツ、ケツのあたり色が違うのだろうか?どんなデザインなのだ・・・。 ■6点目はカラーで、整備デッキを眺める、リディ・ミヒロ・オードリー・ミコット・タクヤ・ハロのご一行横顔。今回一番お気に入りのイラストですね。でも上半身アップのイラストが多い気もしますけども・・・。 02.物語について ■第2章スタートは戦闘のない穏やかな回です。sect.1後半の動から静へ物語の緩急をつけつつ、今回は取調べシーンなどでストーリーの謎についても触れながら、物語の背景や用語説明など、やや説明的になりがちな所を分かりやすく、退屈することもなく読ませてくれています。 ■野心家マーサ まずは冒頭、カーディアス亡き後、ビスト財団の実権を掌握したマーサから、モニター越しに事件の状況報告を受ける宗主サイアム。継承者であるカーディアスが先に逝ってしまった無念を表に出さず、宗主としての威厳を崩さない。そして、今回の事件を裏で糸を引いたのはマーサ自身であろうことも察しがついている。この鋭さや鉄の意志が、ビスト財団を築いた力の一つなのであろう。 また、ビスト財団の覇権と、「ラプラスの箱」を自らのものにせんと暗躍する野心家のマーサ。自身の野望のために兄ですら抹殺できる冷酷さ、財団幹部への素早い根回し、実務においても辣腕で抜け目のない冷徹さは、ファーストガンダムで言えば「キシリア」的な役回りなのか? そこで今までの展開を改めて思い返すと・・・
ここのパートでは、冷徹に策を張り巡らせるマーサと、孫娘の暗躍を見抜きながらも、一方で感情的になるガエルを諌めるサイアム。サイアムも孫には甘いのか、意外な一面をみせるところも。 しかし、ガエルちゃん生きていたんですね?カーディアスに命令されて、ユニコーン破壊に向かったはずなのに、カーディアスが先に着いていたから、途中で死んだか、逃げちゃったのか?と思ってました(途中読み落としてたのかな?) 今後はサイアムの手足となって、バナージ支援を行うのか?期待したい役どころです。 ■ダグザの推理 場面はエコーズ隊に拘束されたアーロン(逃げ遅れたAEの開発担当者)へ。ここでは、UC計画(ユニコーン開発)などについてダグザを中心にアーロンを取り調べるシーンなのですが、ここで新たな事実が! RX-0は2機造られました・・・。ちなみに2号機は地球に送られて重力下テストを行っているとか。・・・ということは、今後地球に降下してからかも知れませんが、ユニコーンVSユニコーンのガンダムバトルが行われるのでしょうか? しかし、地球の2号機にはおそらくラプラス・プログラムはインストールされていないでしょうから、「NT-D」発動ができない気もしますが・・・。また、2機のRX-0は、タペストリーに描かれた「ユニコーンとライオン」にリンクするのかも?そうすると、貴婦人=オードリーを守る、ユニコーン=バナージ、ライオン=リディ、の二人といった組み合わせも妄想できますね。 ここのパートでは、アーロンの証言から、ユニコーンの機能的な部分の一端が判明するとともに、UC.0100に向けてのジオン残党根絶と、連邦の軌道艦隊再建による旧時代の幕引きを計画する連邦政府の意図が見え隠れするが、そこには同時にニュータイプ思想(ジオン主義)の根絶も含まれてくる。一方で、ニュータイプ根絶を、ニュータイプ仕様の新モビルスーツを利用して行うのは何故か?という矛盾点も残り、謎の全貌はぼやけたまま。ダグザ中心の推理が展開されるが、物語の核心が見え隠れしてとても面白いパートでした。。 ■アーガマでの出会い 意識混濁中の悪夢から目覚めたバナージは、アーガマに収容されたことが伝えられる。戦闘時の緊張から解き放たれ、読み手側もホッと一息。ここでタクヤ、ミコット、オードリーと再会すると同時に、アーガマ・クルーや、エコーズのメンバーと初対面することとなるバナージ。 リディとバナージは家系的にも因縁がある二人(過去、バナージの祖父にあたるサイアムのテロ活動で、リディの祖父リカルド・マーセナスが死亡している)この二人が、因縁を乗り越えて信頼関係を築くのか、それとも相反する関係になるのか?これも今後の展開の見所でもありましょう。 また、カーディアスのもう一人の息子であることが予想されるアルベルト(個人的な推測ですが)。そうだとするとバナージとアルベルトは歳の離れた異母兄弟ということに・・・。ここでも兄弟関係の因縁みたいなものが描かれるかも知れませんね。 このままバナージはアーガマに止まって、ネオ・ジオンと闘うのか?、はたまたサイアム陣営が介入して、そちら側につくことになるのか?ストーリーがどう展開するのか気になってしょうがありません。しかし、このペースだと2年程度で物語をまとめるのは難しそうですね・・・。福井さん頑張って書いてください。さて、次号はいよいよフル・フロンタル登場でしょうか?結構出番まで時間かかりますね。読者を待たせただけの活躍を期待しますよ! 2007/07/01 shinji
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