安彦良和-WORLD WorkList-Comic 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
本艦はア・バオア・クーに突入する!
01.「ひかる宇宙編」後について ■第22巻「ひかる宇宙編 後」について。収録内容は以下のとおり。宇宙要塞ア・バオア・クー攻略戦が開始されるが、連邦はキシリアの駆るドロスの猛攻に壊滅の危機に陥る。撃沈されるワッケンインから指揮を託されたブライトは、ドロスからの攻撃に晒されぬようホワイトベースをア・バオア・クーへ揚陸させ、白兵戦に持ち込もうとしていた。一方、未完成のジオングを受領したシャアは最後の戦いに赴く。目指すは打倒ガンダム。無人の野を進むがごとくジオングはWBへと接近する。ララァの死に対する動揺を打ち消すまもなく、アムロもまたシャアとの決着に出撃する。 22巻 後編 ■10年07月26日VOL,097(09月号) ■10年08月26日VOL,098(10月号) 休載 インタビュー掲載あり ■10年09月26日VOL,099(11月号) ■10年10月26日VOL,100(12月号) ■10年11月26日VOL,101(01月号) ■10年12月26日VOL,102(02月号) ■10年01月26日VOL,103(03月号) 休載 ■対応するTV版ストーリーは以下の通り。いよいよラストシューティング。 ■第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」 ■第43話「脱出」 ■恒例のWB部隊の航路図は以下のとおり。ジオン軍最終防衛ラインである、宇宙要塞ア・バオア・クーでの決戦である。 02.物語について ■圧倒的じゃないか我が軍は ララァを失ったシャアはキシリアの元へも戻れずギレンの懐へと飛び込む。そしてなお倒したい敵がいると、ギレンに対しジオングを支給するよう要望する。ギレンは既にシャアの素性を突き止めており、シャアの画策に釘を刺すが、本当に野心が無いのであれば来るべき新体制下にシャアの席を用意すると約束する。 ア・バオア・クー上陸作戦が続く中、キシリアがドロスを駆って参戦する。ワッケインは上陸部隊を守るためドロスに対し迎撃を開始するが、ドロスの圧倒的なまでの火力に艦隊は轟沈する。 その頃、ア・バオア・クーに潜入したセイラだったが、すぐさまジオン兵に捕獲される。 ルザルのワッケインから緊急指令を受けるブライト。しかし、指示のさなかにルザルまでも撃沈される。ワッケインは何を指示しようとしたのか・・・?ブライトは窮するも、すぐさまクルーに指示を出すのだった。ア・バオア・クーに突入せよと。 ギレンの元に向かうシャア。二人は骨董品展示室のような場所で対峙するが、ここでシャアVSアムロのチャンバラ劇が行われるのでしょうね。日本刀とか鎧甲がありましたが、フェンシング対決ではないのかな? キシリアの元に戻れず、ギレンにすり寄るシャアだが、それは既にキシリアとの決め事があったことなのか、本当に窮してギレンに走ったのか、シャアの本音はどちらなのでしょうね? ついにジオングを受領したシャアは技術士官の男と、例の「脚なんて飾りです」のやりとりをするのですが、この技術士官、変なキャラが入ってしまって、オリジナルとは違う妙な違和感がありますね。(確か、読者応募の似顔絵キャラでしたっけ?) また、ア・バオア・クーに潜入したセイラは、速攻でジオン兵に捕まってしまいました。ここはオリジナルには無い展開ですよね。普通ならレ○プされてしまいそうですが・・・大丈夫なのか?? そして、半壊する連邦艦隊。ああ、ついにワッケインも死んでしまいました。ドロスの火力が圧倒的すぎますね。追い込まれたブライトがア・バオア・クー突入の決断をする場面は熱い展開になってきました。 ■ギレン総帥を成敗した!! ドロスの猛攻から逃れるため、ア・バオア・クーに上陸することを決断したブライトは、僚艦へ同様の指示すると共に突入を開始する。ア・バオア・クー側からの迎撃を抜け、ついに上陸するWB。場面は白兵戦へと移ろうとしていた。次々とア・バオア・クーに上陸する連邦艦を見届け、キシリアもまたア・バオア・クーへ接舷するよう指示する。 一方、ジオン兵に捕まったセイラは尋問を受けていたが、そこで自らがアルティシア・ダイクンであることを告げる。戸惑う士官はその言葉を受けてギレンに報告しようとするが・・・。 その頃、ア・バオア・クー司令室に乗り込むキシリアは、ギレンに対しグレートデギンの行方を問いただしていた。キシリアの問いに「そういうことだ」と暗に父殺しを認めたギレンだったが、キシリアはその時を待っていたのだった。 要塞からの迎撃をかいくぐり上陸するWB部隊、いよいよ白兵戦が始まります。一方で捕まってしまったセイラは、自らの素性を名乗り出ますが・・・、こんな戦場のど真ん中で・・・素性を明かしても普通なら「頭のおかしな女」「苦し紛れの嘘」と思われるのが落ちだと思うのですが、ジオンの士官はそうでもなさそうです。わざわざギレン総帥のところまで報告に走るのですが、当然戦闘中の司令室に入れるわけもなく(苦笑)、なんというか頭が弱い士官が相手だったのが幸いだったんでしょうかね。ここはオリジナル展開なのですが、どうなってしまうのか?、物語の進行に水を差さないような展開をお願いします。 そして、戦闘中にもかかわらず、早くもギレンを成敗するキシリア。このあたりはアニメ版ベースの展開ですね。ちょっと早い気もしますが、キシリアも連邦艦隊をあらかた撃沈して、取り付いた部隊も白兵で掃討すればジオンの勝ちと踏んだのでしょう。「冗談はよせ」「意外と兄上も甘いようで・・・」の台詞は無くなっちゃったのが残念でした。 ■やったな、キシリア! ギレンを成敗したキシリアは司令室の動揺を抑え、自らが指導することを宣言する。司令部の外でもキシリアの謀反に動揺するが、騒ぎを聞きつけたギレン派の士官がセイラの元に駆けつけ、その素性を確認する。元ランバ・ラルの部下だった男は、アルティシア本人であることを確信し、ギレンが死んだ今、アルティシアの元で戦いたいと申し出る。 その頃、ジオングに搭乗したシャアはキシリアの謀反を聞きつけるが、ガンダムとの決着のため出撃する。上陸したWB隊のもとに補給に帰還するアムロは、ララァの死に心を痛めていた。 キシリアの謀反により、司令部はキシリア派に制圧される。しかし、それを良しとしないギレン派の士官はアルティシアのもとに駆けつけ、彼女を御輿に担ぎ上げようとする・・・。元ランバ・ラルの部下ということで、アルティシアの面影を確認することができたという筋書きです。ちょっとご都合主義的な面も伺えますが、確かにギレンのお膝元ですから、素直にキシリア派に従う者ばかりとは限りませんよね。たまたま、ダイクン家の忘れ形見が転がり込んだので、このままキシリアの好きにはさせないぞ、という軍人の意地もあったのかも知れません。しかし、このままなし崩し的に御輿に担ぎ上げられるセイラはこれで良かったのでしょうか?? ■今日こそ決着をつけるぞ 無人の野を走るがごとく、WB隊に急迫するジオング。それを換装したガンダムが迎え撃つ。オールレンジ攻撃に阻まれながらもジオングの懐に飛び込むガンダム。二人の激闘が続く。 ア・バオア・クー司令部では、キシリア派の謀反に対し、ギレン派の叛乱が起こっていた。制圧を命じるキシリアだったが、その叛乱兵がアルティシアを担ぎ上げていることを知りると、キシリアは驚愕するのだった。 WBを発見し、急行するジオング。猪突猛進するジオングを止められる者などおらず、連邦MSは蹴散らされる。WB左舷も破壊される。シャアも無茶しますよね。へたすると左舷ごとアムロも死んで、ガンダムとの決着どころでは無くなったかも知れません。 そしてジオングVSガンダム。ジオングのオールレンジを受けながらも、攻撃を見切るアムロはジオングの懐に飛び込み攻撃を阻止する。宇宙空間でケーブルは見えないと思いますがアムロは気づいていましたね。この高速バトルのスピード感を表現するのはなかなか難しいでしょうね。ちょっとジオングとか描き込みできてないかも。 一方、要塞内部ではセイラを担ぎ出した叛乱軍とキシリア派が激突。アルティシアの名を聞いたキシリアが力なく椅子に倒れ込むのですが、キシリアにしては確認もせずに信じ込むのですね。「ハンッ!?今更アルティシアだと?」などとと言いつつ、まずは強気に笑い飛ばしてもよかったかも。こんな場面でダイクン家出てきたところでにわかに信じがたいし、事実だとしてもその場で抹殺してしまえば済むことですから。 ■まだメインカメラをやられただけだ! ジオングの攻撃の前に左腕を失うガンダム。しかしその刹那、ジオングに向けガンダムのライフルが閃光を放つ。ジオング撃破?かと見えたその時、爆炎の中からジオングの頭部が襲いかかる。小型モビルアーマー化したジオングの頭部はそのまま要塞内部へ。戦いのステージは要塞内部へと移る。 ジオング敗退を見取ったキシリア。シャアが死んだものと考えたキシリアは、叛乱部隊の殲滅を命じ、要塞の放棄・爆砕を宣言する。そして元ギレンの側近達に自らにつくか去就を迫るのだった。 要塞内部に逃げ込んだジオング・ヘッドを追うガンダム。しかし一瞬の隙を突いてジオングの一撃がガンダムの頭部を破壊する。メインカメラを失ってなお、ジオングを追うガンダム。待ち伏せをするジオングと、それを迎え撃つガンダムのラストシューティングが放たれる! ジオングのコクピットは胴体ではありませんでしたね。頭部の下側(首部分)のようですが、脱出装置として機能するようです。最後は脱出装置と頭部部分を切り離して遠隔コントロール(もしくは自動制御)できるようですが、頭部にレーザー攻撃装置やら、推進機関とかいろいろ組み込み過ぎのような・・・。凄い小型化技術だな。 そしていよいよラストシューティング。いやあ、これでガンダムの姿を見るのはこれが最後ですね。なんだか寂しものがあります。 物語はあと残すところ、アムロVSシャアの肉弾戦、キシリア逃亡劇、そして大団円、これに独自展開であるアルティシアの帰還をからめてあと半年ほど続きそうですね。 2011-02-20 shinji
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
安彦良和-WORLD WorkList-Comic 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
|