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虹色のトロツキー
安彦良和(著)

今度の戦いでおまえたちは
全員死ぬのだ!!
虹色のトロツキー 7
虹色のトロツキー (7)
(中公文庫―コミック版)
amazon.co.jp

01.再び興安軍官学校へ

第六集から引き続き、ジャムツの元を去るウムボルトと麗花のシーンからスタート。ジャムツは結局ウムボルトを引き留めることもできず、最後の悪あがきをして舞台からご退場。最後まであんまし魅力のないキャラクターだったな。ヘタレのくせに格好付けで、狂気に走ってる部分があるのがさらに怖いやつだった。ろくな死に方しないだろうな。

また、去ってゆくウムボルトと麗花のシーンが良い。「正しい生き方は幾通りだってあるよ、探そうな、きっと見つかる、見つかるさ!」・・・この台詞も良いけど、麗花に語りかけながら、上海の事件以降、混乱していた自らの志をここで再確認しているんだろうね。

一方、関東軍司令部では、ソ連の機械化部隊が介入した外蒙との戦闘が激化、東捜索隊が壊滅し、事態は退っ引きならない方向へ向かいつつあった。作戦会議では辻少佐が水を得た魚のように声高に叫ぶのだった。

ようやく興安軍官学校へと戻ったウムボルト、麗花を連れ出したのは良かったが、彼女の居場所をどうするか考えあぐねていた。須藤中尉に自分の妹だと偽り相談するが、ちょうど間が悪く居合わせたのが朽木少校だった。猛烈に怒り狂う朽木少校だったが、ウムボルトに詰め寄った矢先、戦闘モードに切り替わった麗花の鋭い蹴り一閃で顎を砕いてしまう・・・。

日本軍人の左官を負傷させてはタダで済む筈もない。青ざめるウムボルトだったが、麗花の精神状態が普通ではないことが分かり、パトマラプタン校長の寛大な措置で罪に問われることはなかった。しかし、ウムボルトには通遼で実習活動が言い渡される。つまり、興安南警備軍・特別顧問、野田又雄少佐の副官としてしごかれて来いということだった。

実はこの辞令が、後のウムボルトの運命を決定付けることになる(いや、学校に残っても結局同じだったかな?) 短期間で実習は終わるはずと、麗花に言い聞かせ通遼の伯父の家に預けた彼は任務地へと赴く。警備軍に入ったウムボルトは、すぐさま野田に外にでるよう指示される。「アレを止めろ」と指示された先には1台の戦車がそびえ立っていた。

02.ノモンハンへ

野田少佐の元での訓練は過激なものだった、素手で戦車に挑むなど命がけだ。しかし、そんな環境で激しい訓練をつむのは「蒙古少年隊」と呼ばれる少年たちだった。唖然とするウムボルト、そして平然とする野田少佐、二人の対比がギャップがあって異様な状態を醸し出している。

6月ソ連との戦闘は続いている。関東軍では花谷大佐の進言からノモンハン正面の担当として興安支隊を編成することに。そしてこの編成には「蒙古少年隊」も動員されるのだった。短期で終わるはずの実習が・・・間が悪いというか、運が無いというか・・・しかも、出発直前に麗花は失踪・・・とことんついてないウムボルト。しかし、もはや回りだした運命の歯車は止めることができないのだ。

ノモンハン南部ハンダガヤでは、興安支隊が集結しつつあった。興安支隊はこれより安岡支隊と合流し、ノロ高地を包囲殲滅する作戦にでる。しかし突出しすぎた支隊は敵の砲撃をまともにくらい混乱状態に陥る。

7月、日本軍は対岸の敵主力を攻撃すべくハルハ河を渡河、同じ頃再編された興安支隊はノロ高地北で夜襲を行っていた。戦果を挙げつつも怪我人が続出し、元々が貧弱な少年隊なだけに部隊は追い込まれていたが、野田少佐は正面攻撃に入った安岡支隊を支援することを指示する。部隊の状態を顧みない冷徹な野田に、激しい殺意を覚えるウムボルトはついに拳銃に手をかけるのだった。

物語後半は、このノモンハンでの戦いが描かれる。ソ連の機械化部隊に歯が立たない日本軍、そしてウムボルトの所属する蒙古少年隊も果敢に肉弾戦で戦車に挑む。クライマックスに向け物語は加速してゆく。絶望的な戦いが続くノモンハン戦の中、ウムボルトは生き延びられるのか?

2007-09-17 shinji
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