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機動戦士ガンダム THE ORIGIN
MOBILE SUIT GUNDAM THE ORIGIN
第21巻 ひかる宇宙編 前

安彦良和(著)

ORIGIN 21
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 21 ひかる宇宙編・前
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初出 ■月刊ガンダムエース 
(連載中:掲載内容は下記詳細データで確認下さい)
オススメ度 普通 ★★★☆☆ (ひかる宇宙編)
出版データ詳細 出版データへ株式会社角川書店 角川コミックス・エース版
出版データへ株式会社角川書店 愛蔵版

あああ、アムロ・・・!
時間がみえる・・・!!

01.「ひかる宇宙編」前について

第21巻「ひかる宇宙編 前」について。収録内容は以下のとおり。ソロモン陥落後、ジオン軍絶対防衛ラインである、宇宙要塞ア・バオア・クー攻略の前哨戦が始まっていた。WB隊はワッケイン少将麾下の第三艦隊に入り攻略に参戦する。

 21巻 前編
  ■09年12月26日VOL,090(02月号)
  ■10年01月26日VOL,091(03月号)
  ■10年02月26日VOL,092(04月号) 休載:編集ミーティング6ページ掲載
  ■10年03月26日VOL,093(05月号)

  ■10年04月26日VOL,094(06月号)
  ■10年05月26日VOL,095(07月号)

  ■10年06月26日VOL,096(08月号)

対応するTV版からの主なチョイスは以下のとおり。後回しにされたララァとの決着シーンとともに、ア・バオア・クー攻略序盤戦が描かれる。

 ■第40話「エルメスのララァ」
 ■第41話「光る宇宙」
 ■第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」

恒例のWB部隊の航路図は以下のとおり。ソロモン陥落後、勢いに乗る連邦軍は、ジオン公国への直接攻撃に臨むが、ジオン軍のソーラ・レイ攻撃を受け、連邦軍主力のほぼ半分が壊滅。レビル将軍も戦死してしまう。取り残された連邦軍は体制を立て直し、ア・バオア・クーへの攻撃に切り替えるが・・・。

WB航路図


02.物語について

新しき時代のために!

宇宙要塞ア・バオア・クーを目前にして、既に連邦とジオンの前哨戦が始まっていた。ワッケイン少将麾下、第三艦隊に配置されたWB隊。ワッケインはブライトに対して艦隊任務の重要性を唱える。

一方、空母ドロスでは、キシリアがシャアを召還。シャアの素性がキシリアには既に知られていたことが判明する。あくまでザビ家打倒を貫くのか、ジオンの勝利を目指し共に戦うのか? キシリアはシャアの本心を問いただす。それに対してシャアは自分は変わったと、今の自分は父が言う、時代の変革とNTの世が来るというのなら、それを見てみたいと返答する。

その頃、連邦主力艦隊に接触しようとするグレートデギン。密かに行われようとしていた和平会談だが、既にギレンはこの機を利用し、レビルとともに父デギンを葬り去る準備を進めていた・・・そして、光る宇宙。

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チェックポイントシャアとキシリアの化かし合いバトルも今回が最後か? 以前から素性を知っていたくせに、シャアを泳がせていたキシリア。ようやく戦況も土壇場にきてお互いの腹の内をぶちまける気になったのでしょうか? シャアもこのような時が来るものとあらかじめ想定していたようで落ち着き払った対応ぶり。ただ、それだけにシャアの言う、NTの世が見てみたいという理想が本心なのかどうか、よくわかりませんよね。

そして、あっさりとシャアの答えを受け入れるキシリアも本心なのかわからず。お互いの利害のために、ここは一旦手を結ぼうぜ?といった関係にすぎないように見えますね。
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あえて言おう!カスであると!!

ゲル・ドルバ線上に放たれるソーラー・レイの光が、レビル将軍とデギン公王を呑み込んでゆく。壊滅する連邦軍主力部隊。ア・バオア・クーではギレン自らが出撃する兵隊を前に檄を飛ばす。半壊した連邦軍はワッケイン少将の指示に基づき、WB隊を基点に残存艦隊の再集結を急いでいた。

その頃ドロスもア・バオア・クーの戦線に参戦。シャアは先鋒として出撃を指示され、ララァと共に出撃する。

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チェックポイント父デギンを囮に利用して連邦軍主力ごと葬り去るギレン。レビル将軍も吹っ飛び、連邦軍は早くも大ピンチ。

そもそも設定上の戦力差は、ジオン本国+グラナダ+ア・バオア・クーの戦力が収束すれば、宇宙にいる連邦軍と互角に戦える状態で、本来なら3つの戦力を協力させたくないので、連邦はジオン本国に直接手を出しにくい状況。しかし、あえてジオン本国に圧力をかけることで、レビルとデギンのチキンレースの果てにデギンが先に音を上げた格好。ようやく和平か・・・とレビルが胸をなで下ろした瞬間にソーラ・レイに吹っ飛ばされ、レビルもろともに連邦のシナリオは崩れ去った状態です。

ここで連邦軍はシナリオを書き直し、ア・バオア・クーを総力で落とし痛み分けに持ち込む戦略に転換。しかし、将軍が戦死したのでそれを誰が引き継ぐのか・・・?というところで、ワッケインに白羽の矢が当たったようです。アニメ版なら既に戦死しているワッケインなのですが、果たして追い詰められた重要な戦局でうまく指揮が執れるのでしょうか?

さて、いよいよここでシャアとララァが先鋒として出撃します。その前に二人は人目も避けずキスしてしまうわけですが、部下の面前で平気でキスしてしまう隊長ってどうなんでしょうかね? 赤い服着てる時点で部下には相当評価が低そうだけど。
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ひたすら泳げ!敵の抵抗をはねのけて!!

連邦軍司令部ジャブローでは、ゴップ元帥を中心にして連邦政府との協議が進められていた。ワッケインに指揮を執らせようとする軍に対し、優勢なのはどちらなのかと語気を荒げる連邦政府高官たち。そして彼らを前にゴップ元帥は、早晩政治家の出番が回ってくるかもしれないと静かに語るのだった。

宇宙では艦隊再編にあわせ、MSの補給が行われていた。MS隊には新たにジム増加装甲タイプが支給され、セイラが搭乗することになる。ア・バオア・クー攻略戦の前に兵士達の前で檄を飛ばすブライト。ア・バオア・クーでも連邦を迎え撃つためにシャアのNT部隊が動き出していた。いよいよ攻略戦の幕が上がる。

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チェックポイントここの見所は新デザインのペガサス級艦隊や、ジム増加装甲タイプのデザインでしょうか。増加装甲タイプはズングリな格好ですけどね。

そして、新型ジムに搭乗するのがセイラ。シミュレーター訓練を受けていたことを知るミライからの進言で、コアブースターから変更されたようです。一機でも多くのMSが必要という観点からの変更でもありますが、セイラを信頼してMSを任せるブライトと、それに応えるセイラ。その時の台詞「初めて仲間になれた気がする」というセイラの言葉が良かったです。しかしこうなると、この後のララァ&シャア&アムロとの絡みはどうクリアする気なのでしょうか?

その一方で、WB隊出撃時のブライトの檄は、何となく気の抜けたサイダーのようでした。「・・・判っているな、みんな!?」とか聞かれても、兵士は状況見てある程度覚悟はしていると思いますよ。

さて、ア・バオア・クーからはシャアのNT部隊にシムス中尉がブラウ・ブロで出撃してきました。ここで大活躍したら面白いんですが、さて?
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あなたが来るのが遅すぎたのよ

ア・バオア・クーに取り付くべく、連邦のMS隊が殺到、激戦が続く。しかし、その一角でララァのエルメスが咆吼する! エルメスのビットを迎撃するアムロ。対峙する二人の前にシャアのゲルググが姿を現す。

エルメスVSガンダム、ビットの集中砲火もくぐり抜け、次々と襲い来るビットを撃破していくガンダム。そんなアムロにララァは問いかける、なぜ守るものもない人が、ここまで戦うことができるのかと・・・。

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チェックポイントいよいよララァとアムロの戦いが始まりました。ここでのガンダムの動きはアグレッジブです。ここまで宇宙空間で動けるのかよって思うくらいです。シャアが置いてけぼりなのがちょっと可哀想な気もしますが・・・。
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ララァ!奴との戯事はやめろ!!

カラーページにて、ララァとアムロが二人の世界にトリップ。二人は精神世界で解り合ってしまうのだが、そこに現実世界に取り残されたシャアが襲いかかる。ゲルググVSガンダム、しかしゲルググの攻撃がガンダムに届かず、一瞬の隙を突いてガンダムの一閃がゲルググにとどめを刺そうとした瞬間、エルメスが二人の間に割って入るのだった。

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チェックポイントララァとのトリップ画は、アニメを踏襲した演出でした。うーん、ここは最後の見所として期待していたシーンだったのですが。安彦さんなりの新解釈で全く違った画を見せてくれるものと思っていただけに残念。ぶっちゃけ、アムロとララァの共振シーンは、結局何が言いたいのか昔から意味がよくわからなかったんですよね・・・「時が見える」って、なんだよ・・・。

人間(オールドタイプ)は言葉や仕草で気持ちを相手に伝えることができるけど、100%伝わるわけではなくて、複雑な内容になるほど互いの情報共有度は落ちてゆくもの。しかし、ニュータイプは物理的に近づいただけで互いの気持ちを理解し合えてしまう。

オールドタイプの中では超人的なシャアだけど、ニュータイプにはなり損ねてしまった。OTのシャアとNTのララァでは、出会って数年かかっても超えられなかった心の壁を、同類のアムロとララァは一瞬で乗り越えてしまった。

短い時間でも、NT同志の強固な心の絆が結ばれた二人だったけど、互いの立場上は敵と味方で戦わなければならないのがこの戦争。出会ったタイミングが悪すぎたのは運命のいたずらなのか?

そして本当にアムロは戦いの中でララァを自分の手で殺してしまい、自らの半身をを失ったような、深い喪失感と悲しみに打ちのめされる・・・、という解釈でいいのかな?

しかし、ガンダムとゲルググの戦いに割って入ったエルメス、ちょっと縮尺間違えていませんか?小さすぎる気がするのですが・・・? それと、シャア・ララァ・セイラ・アムロの4人が交錯する名シーン、「大佐いけません!」も削除されてしまって、ここは残念な結果になってしまいました。

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ぼくはララァを・・・殺してしまった・・・

精神世界に飛んでゆくララァ。現実世界で爆発するエルメス・・・悲嘆に暮れるアムロ、そして敗走しながら涙するシャア。一方、Eフィールドではシムスのブラウ・ブロと交戦するセイラ。相打ちでブラウ・ブロを仕留めたセイラは、コアブロックで脱出。その時、ア・バオア・クーに帰投するゲルググに遭遇する。

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チェックポイントララァのパートは最後までアニメ準拠。オデッサ戦の時のように、「ビギニング」の歌詞を重ねる手法が使われておりました。ララァとの決着シーンは安彦さんオリジナルで見せてくれると思っていたので、ちょっと期待はずれ。カラーは綺麗だったけれども・・・。

さて、次回以降はコアブロックでゲルググを追うセイラとシャアの絡みがオリジナルで展開されそうですが、あと残り一巻分、最後はしっかり締めて欲しいですね。
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2010-07-20 shinji
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