安彦良和-WORLD WorkList-Illustration 機動戦士ガンダムユニコーン[ 0096/sect.1ユニコーンの日 4] |
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ゲームは終わりだ。”彼女”を返していただく■今回はカラー12ページ(前回までのあらすじ1ページ分含む)+モノクロ32ページ、今月は執筆量は多めですね。未だに文字だけのページがカラー用の紙なのは意味不明なのだけれど・・・文字だけのページなら白黒用の紙でOKですよ角川さん。そろそろ単行本が出ていい頃合だと思いますが、4話使っても主人公はユニコーンに乗らず、ストーリーの状況にも区切りがつかないのでどうなることやら。5話でユニコーン起動して区切りをつけるのかな?
なお、ユニ・ブロ1ページ内では、作中の「ニュータイプ」について簡単に紹介されている。また、カトキハジメによるメカ解説ページ2頁では、ネェル・アーガマに搭載されている「RGZ-95 ReZEL(リゼル)」について記載されている。一方、公式Webサイトのほうも地味に更新されているので、エース発売日には見に行ってみることをオススメします。 01.挿絵について ■今号の挿絵はカラー3点(扉絵1点含む)、白黒4点が掲載。今回は扉絵が一番力入っているカンジで良いですね。大学の授業が忙しいのか、段々量的にも減ってきているような・・・正直満足度は下がり気味ですが、GA巻末のコメントも結構辛そうなことが書かれていましたので、文句はいい辛いですねえ、安彦先生あまり無理をなされぬようご自愛ください。 ■扉絵はコロニー内部で戦うクシャトリアを中心に、斜め上下にリゼルが包囲する構図。クシャトリアの重厚さが雰囲気あっていいです。リゼルのスタイルもカッコイイ。 ■2点目のカラー挿絵は合コンに参加するバナージとタクヤ、ミコットの3人とそれ以外の面々。工専の上着で参加するっつーのはどうかと。あと、バナージによりかかる女性もちょっとオバちゃんポイような。友人タクヤのどこか手抜きっぽい横顔には笑えますが。 ■3点目はカーディアスとジンネマンとの合コ・・・いやいや会合。オヤジばかりの面々で加齢臭がただよってきそうですね。 ■4点目はメガラニカに侵入するマンハンター特殊部隊。任務遂行のためには非情に徹するというエコーズに警備要員が射殺されております。とにかく動くもの全てを攻撃するのでヤバイやつらです。 ■5点目の挿絵はベットの下に隠れるオードリーの図。6点目は無線型の改造銃(?)を向けるジンネマンの図。ともに白黒ミニサイズ。 ■7点目は起き上がるロトに怯え逃げ出す一般市民の図。ロトはまあ、こういうデザインなんだろうけど、ちょっとバランス悪いカンジ。 02.物語について ■今月はいよいよ「箱」の取引開始、エコーズの介入、クシャトリアvsリゼル・・・と一気に急展開、バトル中心にストーリーは盛り上がります。物語はカーディアス邸から追い出され、日常へと戻ったバナージの合コン会場(ミコットの自宅)からスタート。主人公であるはずのバナージはパーティ会場でも不貞腐れ空気が読めない行動に。タクヤとミコットに今までの事情を話してストレスを軽減するも、それで何かが変わるわけでもなく燻るバナージ。うーん、ヘタレな主人公(?)です。 ■カーディアスとジンネマンとの取引&決裂 PM7:00、ビスト財団当主カーディアスと、ジンネマンが<袖付き>代表として取引の場に対面。しかし、オードリーの単独行のために互いが疑心暗鬼の状態に。ジンネマンは「箱」を無償で引き渡す真意を問いただす。二人の狸オヤジの駆け引きが面白いが、カーディアスが言及する「ニュータイプ」という言葉が引っかかる。やはり「箱」と「ニュータイプ」には何か関連があるのだろうか?少なくともこの物語には重要な要素であることは確かなようだ。 しかし、オードリーの奮闘虚しく、結果として取引に悪影響を及ぼしたのは残念なところ。「箱」を入手せんとするエコーズのメガラニカ侵入の横槍を受けて交渉は決裂。その中で、カーディアスは実の妹であるマーサが連邦の横槍に絡んでいることを確信する。カーディアスはこの少ない情報の中で確信できる切れ者オヤジなのだけど、この時点で既に死亡フラグが立ってる気がします。物語まだ序盤なので頑張って欲しいキャラですがね。 ■ネェル・アーガマ部隊の急襲に怯えるパイロットの心理描写 今回一番面白かったのが、太陽電池パネル裏に隠れている、ギラ・ズールのパイロット・サボアの心理描写。リゼルやジェガンに包囲されてしまって、冷や汗かきながら必死に状況打破を自問自答してるところの表情が想像されて面白い。江川達也氏の「東京大学物語」というマンガでコマ一杯に主人公の独白がズラズラと文字で書かれる場面が多用されるのだけど、そういう場面と私の脳内でオーバーラップしてしまって、緊張感があるところなのに、笑ってしまったり。 しかし不運な男サボア。序盤で「ネオ・ジオン万歳!」・・・ですか。最後に被害を抑えるために民間船の航路から外れようとする行動に、なんだ、いい奴じゃん?と思ってしまったり。 ■メガラニカへのエコーズ侵入 連邦の攻撃を受けて、脱出行動に入るガランシェール一同、しかし肝心の船長や、オードリーは未回収、コロニー内部を突っ切り逆側から脱出する強硬手段に転ずる。一方、メガラニカに突入したエコーズもこの混乱に乗じて何としても「箱」を入手せんと無差別攻撃に入る。 非情な手段に出るエコーズ、動くもの全て撃ち殺す殺戮マシーンなところは恐ろしいです。余談ですが・・・寝る前に今月号読んだンですけども、その日の夢はバスジャック犯に乗客が順番に撃ち殺される夢を見ました。私は2番目に銃口向けられて引き金引かれるところで目が覚めたんですが・・・このへんの描写が影響したのかな~。 ■クシャトリアvsリゼル ファンネルvsロト コロニー内部に突入したクシャトリアと、それを追うリゼルのバトル。ファンネルで圧倒するクシャトリアだが、ロトを回したマックールのファンネル封じ、ネットをかけてファンネルを落とすという非常に地味な作戦がウケル。 コロニー内部をドでかいクシャトリアと、リゼルが戦闘しながら飛び回るのは想像しにくいのですが、戦火はどんどん拡大し、リゼルの爆発とともにコロニーに大穴が・・・まるでファーストのサイド7大惨事を思い出させるシーンですけど、この急展開に主人公バナージがどうやって絡んでいくンでしょうか?そしてユニコーンはボチボチ動いてくれるのでしょうか?ストーリーも盛り上がってきたようですが次号に続く。来月の展開が楽しみ! 2007/04/30 shinji
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