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機動戦士ガンダムUCユニコーン
MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN
0096/sect.7 
宇宙と惑星と -ソラトホシト- 1

福井晴敏 (著)・安彦良和(キャラクターデザイン)

  1. ユニコーンガイド キーワード集 [1] [2]
  2. プロローグ
  3. 0096/sect.1 ユニコーンの日 [1] [2] [3] [4] [5]
  4. 0096/sect.2 赤い彗星 [1] [2] [3]
  5. 0096/sect.3 パラオ攻略戦 [1][2][3]
  6. 0096/sect.4 ラプラスの亡霊 [1][2][3]
  7. 0096/sect.5 重力の井戸の底で [1][2][3]
  8. 0096/sect.6 黒いユニコーン [1][2][3]
  9. 0096/sect.7 宇宙と惑星と [1][2][3]
  10. 0096/FinalSect 虹の彼方に [1][2][3][4]
8 宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC (8) 宇宙と惑星と UC7巻 黒いユニコーン

人の心は謎だが・・・恨みは簡単に消えるものではない

今月は46ページの掲載。新章「宇宙と惑星と -ソラトホシト-」がスタート。物語は、宇宙へ上がったガランシエール一行を追って、ナイジェル等三連星も宇宙へ上がり追撃するが、フロンタルの奇襲を受ける。三連星の運命やいかに? 一方、ネェル・アーガマと合流したバナージ等は、次なる「箱」の座標へと向かいつつあった。しかし、連邦とジオンが呉越同舟となった状態のネェル・アーガマ。生き延びるために手を握った双方だが、互いに憎しみに凝り固まった心の壁は崩れることがなかった。

今回は久々にアンジェロが登場、シナンジュの予備パーツで構成されたという新型MS「ローゼン・ズール」を駆りナイジェル等を翻弄します。有線ビット「インコム」を操るアンジェロはもしかしてニュータイプ? そして負け組コンビを結成したリディ&アルベルトは、巨艦「ゼネラル・レビル」を新たな拠点とし、「バンシィ」の新たなるパイロットとしてリディが搭乗することになる。嫉妬の末にダークサイドに墜ちた(?)リディはバナージの障壁となりそうですが、果たしてどうなるのか?

ユニブロNo,21は、2009年1月10日、11日に行われるガンダムUC7巻発売記念・福井氏サイン会の告知。1月10日は三省堂書店カルチャーステーション千葉、11日は三省堂書店神保町本店で開催。UC7巻購入者先着150名に整理券が配布されるようです。詳細は三省堂のHPへアクセス。

あとは11/18に開催されたヤマシロヤサイン会のレポ、UC8巻特装版付属バズーカの公開記事。尚、バズーカのカラー画像はGA巻頭に3ページほど掲載されています。

カトキのメカ解説ページは休載

尚、12/27に「MGシナンジュ」が発売されています。既に完成されている方もいるでしょうね?



01.物語について

遅いんだよ、お前達の帰る場所はなくなる! 

宇宙へ上がった「ガランシェール」を追撃するナイジェル等三連星の面々。彼等は執拗に追撃を具申し「ラー・カイラム」を離れ「キャロット」隊へと編入されたのだった。L3宙域へと向かうミノフスキー粒子散布源を追って、三連星が出撃した直後、異変は起こる。母艦キャロットとテネンバウムが奇襲を受けたのだ。鮮やかに飛翔する敵の赤いMS・・・あれこそは「袖付き」フロンタルの駆るシナンジュ!そして彼を支援するアンジェロのローゼン・ズールが三連星に牙をむく!

チェックポイント前回迄で大して活躍できないまま三連星の出番は終わりかな?と思っていましたが、「ラー・カイラム」を離れ宇宙にまで出張してきたナイジェル達。でも結局ジェスタ程度のMSでは、フロンタルやアンジェロの敵ではなく、ヤラレ役にすぎないような気がしますが・・・。

さて、12月27日「MGシナンジュVer.Ka」発売に合わせたかのように本編でもシナンジュが再登場、この辺りは商業的・大人の事情的匂いがプンプンしてきますね。(余談ですが今回はMGシナンジュ買ってません。たぶんユニコほど売れそうもないので、年明け以降に余剰在庫が投げ売りされるのを待ちます)

そのフロンタル、鮮やかにキャロット&テネンバウム両艦を沈めますが、舞い戻った三連星の連係プレイにプレッシャーをかけられます。アンジェロは「ローゼン・ズール」で援護しようと動きますが、フロンタルに制止されガランシェールを追うよう指示されます。アンジェロはフロンタルに余裕があることを悟り、彼の力量を疑った自分を恥じたりします。

久々に登場したアンジェロですが、やっぱりフロンタルに夢中なようですね。しかも彼の専用機体「ローゼン・ズール」が登場。シナンジュの予備パーツを使用した機体で、両腕の有線サイコミュ端末「インコム」を駆使し大活躍。

対ユニコーン用とされるローゼン・ズールですが、アンジェロ的には「バナージ憎し」の思いが相当強いようで、「どこまで無礼なのだ貴様は!」とか「馬鹿にして!」などと独り言を叫んでいる姿はちょっと異様な精神状態ですよね(笑) 今後、粘着アンジェロとバナージがどう決着つけるのか気になるところです。

我々は生き延びるためにのみ戦う

ガランシェールを追跡するアンジェロは、船を捉えたものの無人、そして直後に自爆するガランシェール。爆風に巻き込まれ、ローゼン・ズールを傷つけてしまい、へこむアンジェロ。船は囮だったわけだが、ではジンネマンをはじめとしたクルーは何処へ・・・?

ガランシェール・クルー達はネェル・アーガマに乗船、次なる「箱」の座標へと向かいつつあった。ネェル・アーガマへはブライトからの通信が入り、ガランシェールが沈み、フロンタル等の陽動に成功したことが告げられる。

今後「ネェル・アーガマ」の生命線をつなぐためには、「箱」を誰よりも先に確保しなければならない。ビスト財団や移民問題評議会によって闇の中で抹殺されないためにも、ブライトは中央議会の議員に働きかけ裏工作を行っている。今までのブライトの動きがバレれば、彼自身も反逆罪で銃殺もあり得る・・・。

理不尽な状況に巻き込まれてしまったが、それぞれの運命は、自身が足掻き切り開かねばならない。「生き延びるために戦う!」クルーの前で檄を飛ばすオットーだった。

チェックポイントネェル・アーガマのクルー達の置かれた立場はかなり厳しい状態です。なんか緊迫してきましたねえ・・・。ジオンのトリントン基地襲撃を利用して、ネェル・アーガマを掠め取ったブライトだったが、結局のところ最後にネェル・アーガマのクルー等を救うためには、彼等自身が動き、考え、「箱」を確保するしかないという結論に達する。「箱」が実在すれば治安維持名目でロンド・ベル全隊も派遣できようし、「箱」を交渉材料に身の安全を図ることも出来ると。

ブライト自身もリスクを負った行動だが、その責を負うネェル・アーガマのクルー達も重責だ。理不尽な状況とはいえ、今は自分たちが生き延びるために足掻くしかない。重苦しい雰囲気が押し包む中、オットーやレイアム等の間には強い協力関係が築かれつつあった。

ニュータイプの勘か?

ジンネマンに教えられ、ユニコーンに取り付けられていたサイコ・モニターの発信機やプログラムが取り除かれた。これで座標がフロンタル側に漏れる危険はなくなったわけだ。ユニコーンの機体は、大気圏を脱出する際に装甲こそ融解したものの、中のサイコフレームは傷一つない状況だった。普通なら腕がもげていても不思議ではない状況だったのだが・・・、一同はこの現象に首をひねる。説明を求められたアーロンは重い口を開き、一つの録画記録を提示する。

その録画記録とは、3年前の「アクシズ」落下事件の映像だった。そこには「ガルダ」戦でユニコーンとバンシィが共鳴することで起こった「サイコ・フィールド」と同様の現象が起こっていた。

サイコフレームの説明を始めるアーロンと、それをファンタジーだと断じるジンネマン。可能性、宗教・・・それぞれに、この宇宙世紀のオーパーツに対して感じるところがある・・・。バナージはその共感を言葉にしようとするが、上手く皆に伝えることが出来ない。その時ミネバが助け船を出すように語り出す、「信じることで生まれ、養われるものがある。」つい数日前まで互いに敵同士殺し合う存在だったが、今はこうして互いの主義主張を越えて力を合わせようとしている。人の思いには可能性があるのだと・・・。

チェックポイント人の意思に感応し物理的エネルギーに変換するという、サイコフレームのファンタジックな力は、オーパーツ扱いされてしまいました。まあ、実際科学的に説明できないものはそんなものでしょうけど。(どうでもいい余談ですが、軍事的に研究されているとしたら、後のターンエーの月光蝶はこのサイコフィールドを制御化・兵器化したものなんでしょうかねえ・・・?)

一方、こんな技術的な話の合間にも、ジオンと連邦がすっかり仲良くなりました!なんて都合のいいことはなく、エコーズのコンロイやジンネマン等の間には、深い確執の溝が横たわったまま反目しあっている。今は互いに協力しなければ生き残れないかも知れない瀬戸際なのに・・・この不協和音は不安がよぎりますね。

また、バナージが自分の感じた思いを言葉に変換しようと必死にもがきますが、上手く周囲に伝えられない。自分の言葉を相手に伝える難しさともどかしさ、非常にバナージの気持ちがわかりますが、鳶に油揚げをさらわれるようにミネバが横からヒョイと言葉を投げかけて周囲の注目を浴びるというのは、ホント小憎たらしい小娘だなあ~、本人はバナージに助け船出したつもりなのかな?すました顔して語る生意気娘の挿絵イラストを見ていたら余計にむかついてきました。俺、やっぱりミネバ嫌いみたい。

問題は、そこになにが記されているかだ

静止衛星軌道上にあるドゴス・ギア級巨大戦艦「ゼネラル・レビル」に母艦を失ったトライスター等は向かいつつあった。丸一日飛行を強いられようやく地に足をつけられる安堵に一同が包まれたその時、突風のように現れた一機のMSがあった。黒いユニコーン「バンシィ」、そしてそのパイロットはリディ・マーセナスだった。

「ゼネラル・レビル」には既にビスト財団からアルベルトが派遣され、作戦を掌握する立場にあった。アルベルトは高圧的な態度でマセキ艦長に指示し、全艦放送で演説を始める。

その後、アルベルトはマツシロ基地に身を寄せているマーサと連絡、ブライトやローナンの動きを警戒する。ただ、「バンシィ」のパイロットがリディであることはマーサには伏せるアルベルト。リディはアルベルトに何故マーサを裏切るのか問うが、アルベルトはその質問をはぐらかす。

互いに求めるもののために手を結ぶ二人、ユニコーンを倒したいというリディ、そしてマリーダを取り戻したいアルベルト。二人の突き進む先にあるものは・・・?

チェックポイントリディとアルベルトは紆余曲折を経て共闘関係に。二人とも事態に流される中で、どんどん心が屈折してしまったようですね。もうドロドロ情念の世界です。特に気さくなカウボーイ風だったリディが、ミネバにふられて以降ダークサイドに墜ちていく様は見てられないなあ、あんな生意気な小娘に人生狂わされるなどあり得ぬだろう?一時はバナージと協力していくのかとも思いましたが、ふられた腹いせにバナージ憎しに変わるのはいかがなものか? さてこの先この二人どうなるのでしょうかね?

「箱」を託すに足りる者

ネェル・アーガマの展望室に久々に集まったバナージ、タクヤ、ミコットの三人。ついこの間までのインダストリアル7での記憶が蘇り、まるでこの数日が夢だったかのようにさえ思える。今やタクヤは整備班、ミコットは衛生科へと配属され見習いながら働いている。

同じくネェル・アーガマに収容されていたガエル・チャンとの話し合いから、バナージの出自などは全艦に伝えられ、タクヤ等もその事実を知っている。バナージはガエルとの話を思い出し、「あるべき未来を取り戻す」「箱が開放された後の世界を立て直す、新たな体制造りの礎にしたかったのでは・・・」といったカーディアスの想いを反芻する。

カーディアスの壮大で馬鹿らしくさえある計画を笑う一方で、不確かな物に全てを賭けたカーディアスがロマンチストだったとも思う自分がいる。同じ人間として、男として、父の人間としての不完全さを理解し認めることが出来たバナージ。だが、わだかまりが消えていく一方で、この気持ちをもう伝えることが出来ない口惜しさがバナージを包んでいた。

一方、マリーダの側につくジンネマン、「箱」の正体を一人の人間として見極めたいというミネバの決意を回想しつつ、ミネバの指導者としての成長を喜ぶ一方で、現状、連邦と手を結んでいる状態に甘んじているわけではない自分も認識していた。バナージやミネバが見ている世界を否定はしないが、自分はそこには住めそうもない、妻と娘を殺した連邦を許せるわけがない、この頑なな想いを覆らせることは何者も出来ない。これが現実だと、ジンネマンは呟くのだった。

チェックポイント久々に旧友との時間を取り戻し、癒されるバナージ。そしてガエルから話されたカーディアスの想い。ここでようやくバナージの父とのわだかまりが解け、抑圧された心が開放されたような印象ですね。

ユニコーンは強化人間には反応せず、真のニュータイプにしかその道標を示さない、真のニュータイプ、深い洞察力とやさしさを持つ人が実在するなら、その者は属する組織やエゴに囚われることなく「箱」をよりよき力として使ってくれるだろう・・・。

しかし、バナージはこうしたカーディアスの想いを肯定しつつも、父が望むようにするかは分からないとも考える。いずれにせよ、「箱」の正体を見極め、皆が納得する方法を見つけなければならないのだ。

さて、今回はそれぞれ複雑な立場に置かれた登場人物が、苦悩しつつ自らの答えを導きださんと動き始めました。心の動きを追っているので、ちょっと重苦しい話になりがちでしたが、先に向けての展開が楽しみですね。物語は「箱」の正体に向かって佳境を迎えつつあります。次回はジンネマンがクルーと連絡を取りつつ何か動きそうな予感です。これが彼の死亡フラグにならなければいいのですが・・・。


2008/12/28 shinji

03.登場人物ほか用語一覧

その他キーワード集はこちら
  • キャロット・・・クラップ級巡洋艦 ロンド・ベル第三群・第十六任務隊所属 艦首と一体化したカタパルト・デッキを持つ。宇宙へ上がった[ガランシェール]を追撃することを強く具申したトライスターが配属された。
  • テネンバウム・・・クラップ級巡洋艦 ロンド・ベル第三群・第十六任務隊所属
  • ジェスタ・キャノン・・・ジェスタの重装仕様 ビームキャノンとガトリング砲をバックパックに装備、手持のビームライフルは実体弾とグレネード・ランチャーをワンセット化した特殊仕様。ミサイルやグレネード弾を内蔵した増加装甲で四股を覆っている。ワッツ・ステップニーが搭乗した。
  • L3宙域・・・地球と月の重力均衡点のひとつ L3の共鳴軌道上には建設途上のコロニー群・サイド7と、連邦宇宙軍の総本山たる[ルナツー]がある。
  • インコム・・・単機で全包囲攻撃を仕掛けられる、有線遠隔操作サイコミュ・デバイス。無線型のファンネルより確実な制御ができる反面、ケーブル捌きの問題から使用できる数は限られる。
  • ローゼン・ズール・・・YAMS-132 パイロットはアンジェロ・ザウパー大尉 駆動内骨格にズール・タイプを流用、サイコミュ・システムを搭載し、コクピット周辺にはシナンジュの予備パーツを用いてサイコフレームを張り込んでいる。モノアイ式の頭部に、曲線で構成された四股を持つ紫の機体。異常に張り出した巨大な肩と、薔薇の花弁さながら頭部を覆う複数の装甲板は人型のバランスを崩して化け物じみている。鉤爪を持つ二基のインコムを装備。
  • アームレイカー・・・操縦桿
  • ジョン・バウアー・・・ロンド・ベル創設の音頭を取った国防族議員のひとりで、移民評議会にも名を連ねており、アナハイム・エレクトロニクスとの関係も深い
  • ゼネラル・レビル・・・地球軌道艦隊旗艦 ドゴス・ギア級宇宙戦艦(二番艦) 一年戦争を勝利に導いた英傑、レビル将軍の名を冠する。ネェル・アーガマの捜索・ユニコーン確保のために、参謀本部を通じてビスト財団に一時的に掌握され実戦任務に配置された。オブザーバーとしてアルベルトが乗り込んでいる。

    全長六百M以上、最大幅二百数十Mに及ぶ桁外れの威容で、連邦宇宙軍史上最大級の戦艦に数えられる。巨大な艦橋構造部を聳えさせる船体と、モビルスーツ格納庫の役割を果たす四つのモジュールから構成され、前方に突き出した二本のカタパルト・デッキが艦首を形成している。MS搭載数は四個大隊、計四十八機、運用人員千五百人強。建造に二年の歳月を経て公試運転にこぎ着けているが、進宙式は未実施。

    一見すると双胴艦のようだが、モジュールをつなぎ止める船体の質量はすさまじく、張り合わせの脆弱さは感じさせない。針山のように密生するメガ粒子砲共々、全体のどっしりとしたシルエットを構成しており、遠目からは脚を投げ出して座る人の形にも見える。

    大艦巨砲主義の権化とも言えるドゴス・ギア級戦艦は、戦後、軍閥による横専が罷り通った時代に四隻の建造計画が提出され、一番艦の戦没と同時に残りの建造も凍結された。

    しかし、宇宙世紀0100のジオン共和国解体に合わせ完成を見る、宇宙連邦軍再編計画、地球軌道艦隊再建において、ドゴス・ギア級は艦隊旗艦の役を任ずるに相応しい艦と見込まれ、今までの効率化とは逆のベクトル「象徴」「威信」を欲する潮流により再びドゴス・ギア級にスポットが当てられた。
  • マセキ・ダンバエフ・・・ゼネラル・レビル艦長 大佐
  • モナハン・バハロ・・・44歳 男性 ジンネマンがカーディアスに渡した親書にフル・フロンタルと連名して署名した人物。カーディアス・ビストから打診を受け、「箱」譲渡に関する取引の仲介をした。戦中から戦後にかけてジオン共和国に長期政権を敷いたダルシア・バハロ元首相の長子にして、現国防大臣。

    俳優と見紛う整った顔、人に見られることに慣れ、自分を魅力的に見せる術を心得ている男。大戦末期、宇宙要塞[ア・バオア・クー]に一士官として配属されたことから、戦場帰りを売りにしている。

    表向きは父親の路線を引き継ぎ、連邦追随政策を推進しながら、裏では共和国解体に反対する国枠主義者をとりまとめジオン主義の復権を煽動してもいる。ネオ・ジオン軍にとっては活動を支える影のスポンサー。
  • L1ジャンクション・・・宇宙世紀が始まる以前、各ラグランジュ・ポイントに建設された「宇宙の灯台」
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