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機動戦士ガンダムUCユニコーン
MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN
0096/sect.6 黒いユニコーン 2

福井晴敏 (著)・安彦良和(キャラクターデザイン)

  1. ユニコーンガイド キーワード集 [1] [2]
  2. プロローグ
  3. 0096/sect.1 ユニコーンの日 [1] [2] [3] [4] [5]
  4. 0096/sect.2 赤い彗星 [1] [2] [3]
  5. 0096/sect.3 パラオ攻略戦 [1][2][3]
  6. 0096/sect.4 ラプラスの亡霊 [1][2][3]
  7. 0096/sect.5 重力の井戸の底で [1][2][3]
  8. 0096/sect.6 黒いユニコーン [1][2][3]
  9. 0096/sect.7 宇宙と惑星と [1][2][3]
  10. 0096/FinalSect 虹の彼方に [1][2][3][4]
6巻 重力の井戸の底で 機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で ラプラスの亡霊

ひとりひとりは無力でも、個人の意思の連なりが
世界を闇の淵から引き戻すことだってある

今月は58ページ(挿絵等含む)の大量掲載。今回は表紙扉絵がカプールを先頭としたMS軍団が示すように、続々とロートルMSが登場しトリントン基地は激戦になっちゃいます。物語は・・・ラー・カイラムを掌握、「箱」の鍵ユニコーンとそのパイロットであるバナージ、そしてミネバ・ザビ・・・全ての駒を手に入れたマーサは次なる座標地点である宇宙へ上がるため、オーストラリアにあるトリントン基地へと向かう。しかし、ラー・カイラムを追うかのようにトリントン基地へと向かうネオ・ジオン側の動きもあり、事態は緊迫しつつあった。

ユニブロはお休みの模様。ネタ切れ?

カトキハジメのメカ解説は、ザクI・スナイパータイプ、ザク・キャノン、ドワッジ、ドム・ドローペン、ガルスK及びJ、ザク・マリナー、カプル、ジムII、ネモ、ガンキャノンDTなどの紹介です。

また、緊急特報として12月発売予定の「MGシナンジュVer.Ka」について、光造形の試作機を交えて説明が二ページありました。専用シールドも付くようです。価格はまだ未定とのこと。こりゃ年末が楽しみになってきましたね!



01.物語について

サイアム・ビストに聞け! 

ブライトと対立はあるもののラー・カイラムの動きを掌握し、「箱」の鍵である「ユニコーン」、そして「ミネバ・ザビ」という強力な手札もGET。更に2号機バンシィも持ってる、と来たらほぼ最強の駒を揃えた状態のマーサ。しかし、捕虜にしたバナージが協力しないため次なる座標がハッキリしない。「箱」はおそらくサイアムの氷室にあるのではないか、とアタリはつけているものの・・・進展しない事態にマーサは苛つく。

アルベルトはそのような状態のマーサに、マリーダを気遣う発言をしてしまう。当然マーサに嫌みをチクチク刺され軽くあしらわれてしまうアルベルト。スゴスゴと部屋を後にしたアルベルトは側にいるマリーダに語りかけるが、それを現れたリディに遮られる。

ミネバに会うことを要求するリディだが、アルベルトは拒否。理屈でリディを退け、勢いづいたアルベルトはバナージの出自をリディに教えるのだった。バナージがビスト家の血筋であることを知ったリディは愕然とするが・・・。

チェックポイント手札を揃えたものの、肝心のバナージが協力を受け入れず事態が進展しない。不甲斐ないアルベルトにイラつくマーサだが、更に空気の読めないアルベルトの発言により、マリーダへの気持ちを見透かされ下ネタで突っ込まれる始末。マーサもセレブなご婦人にしては結構下品な言葉を平気で口にする人ですよね。まあ甥と関係しちゃっても平気な人ですから、開き直ってる部分もあるのかな。

しかし、アルベルトはマーサに簡単にやり込まれてしまう一方で、自分より立場の弱い相手と見るや陰険虐めモードに入るから(今回の場合はリディ)、お前、人としてどうなの?と思ってしまいますね。ただ、マリーダには萌え萌え状態らしく、今現在死亡フラグが立っているマリーダに一筋の希望の光がさしている気はしますが・・・さて、どうなるか。

ここのパートでは、いよいよリディがバナージの血筋を知ることになります。いつまでも語られないので意外とスルーされるエピソードなのか?と気をもんでいましたが、やっぱり物語的にビスト家とマーセナス家の百年に渡る因縁は外せないネタですよね。

サイアムが宇宙世紀元年に行ったテロ行為のことをマーセナス家は知っていたんですね。ビスト家崇主が元テロリストだという事実は、サイアムに「箱」を託した連邦政府の一握りの層が知っている程度だと思っていましたが、これは意外でした。政界では意外と知られている事実とか?でもビスト家の末裔ですら知らない機密事項なのに、普通に考えるとそれは無いだろう・・・と思うのですが、さて、このあたりの謎をどう語ってくれるのか、今後に期待したいですね。

共通の知人が多いというわけだ

第二通信室でルオ商会の使者ベルトーチカと語るブライト。ルオ商会には今次事件に関する調査を依頼していたのだ。依頼してから僅か二日で回答が来るということは、ルオ商会もビスト家の動きを注視していたということ。

調査報告の内容は、カーディアスの死にまつわる黒い噂、当主代行に就いたマーサが「箱」の回収を目論んでいること、移民評議会がこの機に「箱」を手に入れ連邦の支配体制を盤石にしたがっていることなど・・・フロンタルの動きを含め、ブライトにも状況が見え始めてきた。

そして、ベルトーチカが独り言と称して土産話を残していく。それは、ニューギニア拠点を脱出したジオン残党が消息を絶ち、オーストラリア方面に向かったという話だった・・・。ブライトはこの話を聞いてある閃きが脳裏に浮かぶ。ブライトの秘策とは・・・?

チェックポイントここでは「Z」のキャラクターである「ベルトーチカ」が挿絵付きで登場。これは意外でしたが、福井氏のファンサービスなのでしょうかね?ただ単純に福井さんが出したかっただけという気もしますが(苦笑) 以前のサイン会かトークショーかで、ベルを出すような話もあったようですから、福井さんネタバレしすぎでは?とも思いますが。

ベルトーチカとブライトが語るとなると、必然的に元恋人であるアムロの話が出るわけですが、「Z」以降「逆シャア」のストーリーが面白くなくて受け入れられない私個人にとっては、二人ともアムロを「過去の人」的に語ってるところは正直いらんだろ、と思ってしまいますね。どうもファーストの感動が手垢で汚されていくようで、これ以上「ユニコーン」のストーリーでアムロのことに触れるな、という気持ちになってしまいます。(本筋とは関係ない部分ですしね)

話が脱線しましたが、ブライトもようやく情報を得て事件の概要を把握、またベルの情報リークで新たな策を閃くところは面白かったかな。ただ、状況を利用して活路を見いだす課程で、今後多少なりとも犠牲が生じることに目をつぶるのはいかがなものでしょうかね?果たしてブライトの判断は正しかったのかどうか?物語後半を待て。

中途半端さを武器にしているズルイ人

司令公室にてミネバに接触するマーサ。自分は味方だと語るマーサに対し、ミネバはバナージの拘束や、マリーダの調整について言及しマーサの真意を探る。マーサは「男の理論による支配」の醜悪さ、身勝手さ、男の無価値について語り、女による主導権と治世を主張、ミネバにも自分と組むように促す。

ミネバは、二人の子供がいるというマーサから母性を感じ取ることができず、妙に幼く、少女じみた理念や怨念のこもった言葉から、彼女が一部を欠落させたまま歳を重ねてしまった人物であることを直感する。ミネバがそう感じた直後から、マーサへの気後れは消失し、真っ直ぐ彼女に向き合う気持ちが固まる。

ミネバはマーサに対し、彼女が自らが語るような女ではなく、女の残酷さを男の言葉遣いで押し通している、女でも男でもない中途半端さを武器にした狡猾な人だと断じる。ミネバの言葉にキレたマーサは交渉決裂を宣言、汚い捨て台詞を残し部屋を去るのだった。

チェックポイントマーサVSミネバのシーン。以前から男に対して敵意を剥き出しにしているマーサでしたが、ここではミネバを取り込むために女の主張を熱弁します。が、逆にミネバに心の欠落を見透かされてしまうマーサ。しかもミネバにツッコミ入れられて取り乱してしまう場面もあり、案外アッサリと崩れてしまう弱さが露呈してしまいました。

コンプレックスは誰でも抱えているものですが、マーサは極端に偏ってしまっているので、そこを突かれると脆いのでしょうかね?小娘となめきっていたら意外な反撃をくらってしまったというところか。 ただ、ミネバのような小娘に簡単に崩されるというのはいただけません。もう少し頑張って妖怪っぷりをみせて欲しいですね。

状況に潰されるな。絶望を退ける勇気を持て。

ミネバとマリーダをネタに協力を促されるバナージだったが、新たな座標が宇宙であることまでは教えたが、正確な座標はミネバの解放と引き替えを条件とした。以来半日、音沙汰がなくなり、士官室の片隅で思いを馳せるバナージ。そこへブライトがやってくる。

ブライトはシドニーのトリントン基地へ向かっていること、財団は宇宙へ上がることを伝えるとともに、ネオ・ジオンと行動を共にしていたバナージが、何故ダカール事件でMAと戦ったのか問いただす。バナージはMAを止めなければならないと感じたこと、「ガランシェール」の連中が強調できる相手だったと正直な気持ちを伝える。

ミネバに会うことが叶わず気落ちするバナージに対し、ブライトは励ましの言葉をかける。一人の力は微々たるものだが、そうした個人の意思の連なりが救いをもたらすときもあると。

チェックポイントミネバをネタに脅され心が折れそうになるバナージ。自らの無力さを痛感するが、ブライトからの言葉を受け、諦めずに前進し続ければ、いずれチャンスが訪れると思いを新たにする。

ブライトとバナージの初対面。そろそろ次の章で宇宙に戻りそうなので、もしかしたら二人が直接会話する場面はこれが最初で最後かもしれませんね。ストーリー的には落ち込んでいたバナージが気持ちを新たにする場面なわけですが、別に無くても構わないシーンのように思います。まあ、ここらでブライトと接触させとかないと、今後出会うことがないと福井さんが判断したんでしょうけど、ちょっと無理にからませているような感じがしましたね。

ジオンに最後の奉公をするつもりだ

ラー・カイラムを追うガランシェールはトリントンへと向かっていた。途中ニューギニアのシンブで拾い上げたカークス少佐とキャンドル中尉も同行している。事態に対応を決めかねているカークスに、ジンネマンは決断を促す。引き返すか、受け入れ先まで送るか、それとも共に連邦に一矢報いるか・・・。

作戦参加を決断したカークスはシンブ根拠地隊各員へ無線を飛ばす。様々な場所で司令の声に耳を傾ける兵士達・・・今まで雇われテロリストと蔑まれながら、何のために戦い続けてきたのか?答えは各の胸の中にある、いま何を為すか?その選択が、未来と過去を決定するのだ・・・。

チェックポイント自分が戦ってきた過去を否定したくない、無意味なら無意味なりに、何らかのけじめが彼らに必要なのだろう。司令の言葉を聞きつつ、各々の信条に従って戦ってきた戦士達は、続々とトリントンへと集結しつつあった。

ここではロートルMSが続々と登場してきます。このシチュエーションに喜ぶMS好きな方は多いかも。それでも戦力的には貧弱で、戦っても勝てる見込みはなさそうですけど・・・。個人的には、命を粗末にせずに新たな人生を送ればいいじゃん、と思ってしまうのですが、そうなるとストーリーが展開しませんしねえ。ここは男のロマンといところなんでしょうか。

これも「箱」の呪いか

トリントン基地に到着したラー・カイラム。しかし警戒待機は解かれないままだ。艦から搬出されるユニコーンを眺めるリディは、バナージへ思いを馳せる。二度にわたって共闘しながらも、ビスト家の血筋の男だった事を知った今、収めようのないわだかまりがリディの中に渦巻いている。

悶々とするリディの視界に、ミネバの姿が映る。コックピットから這いだしたリディはミネバに駆け寄ろうとするが、アルベルトが間に割って入りそれを制止する。押し問答の末、押し通ろうとしたリディを、更にマリーダが力ずくで止めにはいるが、理性の飛んだリディが逆につかみかかる。その時マリーダの様子に異変が・・・「敵が、来る・・・この感覚は、マスター・・・」

チェックポイント百年の因縁に悶々とするリディ、バナージとの関係にも変化が訪れようとしていた。ぶっちゃけ、ご先祖様の仇の末裔ということなのですが、そういった因縁を越えて二人が再び結束することが出来るのでしょうか?それとも運命に翻弄され、ただ呑み込まれてゆくのか・・・リディにとっても運命の分かれ道であります。

一方のマリーダは、ジンネマンが近づきつつあるのを感じて、一時的に自我を回復しつつあります。アルベルトは必死に自身がマスターであると言い聞かせるのですが、この二人が今後どうなるのかも気になるところです。

おまえは本当にネオ・ジオンの人間になっちまったのか!?

敵の気配を感じたマリーダの直感どおりに、トリントン基地に向け、MS部隊からの攻撃が始まります。応戦するトリトン基地ですが、貧弱な戦力しか残っていない僻地、想定外の奇襲に満足に戦うことも出来ず混乱に陥ります。

ラー・カイラムも攻撃を受け、応戦する機銃のためにジェスタが立ち往生する始末。更に沿岸地帯でも守備隊との交戦が始まり、狙撃隊のカークスの腕前にも翻弄される状況。そんな混乱の中、連邦軍の制服に身を包んだジンネマンが自らバナージ救出へと向かう。その頃、ブライトはこの混乱に乗じてネェル・アーガマに連絡を取ろうとするが果たして?

チェックポイント地上編もこの章で終わりそうなので、トリントン基地を激戦場面に持ち込んだようですね。ファーストの符号的にはジャブロー戦かオデッサ戦の場面がイメージできますが、ロートルMSも入り交じった混戦で結構興奮できますね。

ブライトの秘策はこうなる状況を利用してネェル・アーガマと接触する口実としたこと。しかし、攻撃される可能性を知りながら利用する腹黒さはいかがなものか?このことで死人も沢山出てるわけですしね。

物語はこの後もまだまだ続きます。バナージの脱出劇は果たして?、連行されるミネバを止められるのか?そしてデルタプラスで出撃したリディは?バナージの思いとリディの思いが互いにぶつかり合う悲劇・・・二人の因縁に結末は?、次号を待て!


2008/08/31 shinji

03.登場人物ほか用語一覧

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  • ザクI・スナイパータイプ ・・・ザクIに大型のサブ・ジェネレータを搭載し、長射程ビーム砲の運用を可能とした機体。狙撃任務用に頭部センサー類は高性能なものに換装されており、右膝には射撃姿勢を補正するギアを内蔵する。

    頭頂高:17.5m、本体重量:67.9t、ジェネレーター出力:899kw(+700kw)、スラスター総推力:8400kg、装甲材質:超硬スチール合金
  • ザク・キャノン ・・・MS-06K [ZAKUCANNON] 一年戦争期に開発された[MS-06 ザクII]の派生機。ランドセルに180mmキャノン砲と二連スモークディスチャージャー、腰部に「ビッグガン」と呼ばれる二連ロケット弾ポッドを装備している。当初は対空戦力と想定されていたが、中距離支援MSとしても活躍した。
  • ドワッジ・・・MS-09G [DWADGE] MS-09ドムの最終生産仕様。戦後に各種改修を受け、第二世代MSに準じる企画にUPデートされている。
  • ドム・ドローペン・・・MS-09F/TROP [DOM TROPEN] MS-09ドムを砂漠や熱帯といった局地用に再設計した機体。脚部ホバー機構を改良し、基本性能の他、防砂・防塵性を高めている。一年戦争末期にアフリカ戦線などに投入された。
  • ガルスK・・・AMX-101K [GALLUSS-K] 第一次ネオ・ジオン戦争時に、ネオ・ジオン軍が地上に投入した[AMX-101 GALLUSS-J] ガルスJの派生機。ミサイルポットを内蔵した肩が大きく張り出し、モノアイ式の扁平な頭部がボディにめり込んで見える。マニュピレーターを伸縮させるアームパンチ機構の他、ジャイアント・バズと呼ばれる無反動砲を標準装備、固定武装としてフィンガー・ミサイルを廃し、長砲身のビーム・キャノンを装備している。
  • ザク・マリナー・・・RMS-192M [ZAKU-MARINER] ジオン軍の水中用ザクを連邦軍が改良し、さらにネオ・ジオン軍に接収されたという複雑な経緯を持つ水中用MS。背中に大型のハイドロ・ジェット・エンジンを装備。
  • カプール・・・AMS-109 [CAPULE] 五本爪の水中MS。潜航時には丸みを帯びたボディに手足を収納し球体状の形になる。胸部装甲を左右にスライドすると、八基のミサイルランチャーが内蔵されている。
  • ジムII・・・RMS-179 [GM II] 一年戦争期に開発されたRGM-79ジムのマイナーチェンジ機種。
  • ネモ・・・MSA-003 [NEMO] エゥーゴによって運用されていた量産型MS。
  • トリントン基地・・・TORRINGTON BASE オーストラリアにある連邦軍基地。シドニー新湾沿岸に拠点を構える。過去ジオン軍残党の襲撃を受けて以来、中央からは忘れられている存在。
  • ガンキャノンDT(ディテクター)・・・MSA-005K [GUN CANNON DT] MSA-005メタスを元に設計された地上用支援機。4.7メガワットのメガ粒子弾を速射できるビームキャノン砲を装備する。少数試作されたのみの実験機だが、砲戦仕様の光学センサーは性能がよく、基地の防空を賄う移動砲台としても機能する。
  • ベルトーチカ・イルマ・・・ルオ商会のステファニー専務に代わりブライトに調査結果を報告した女性。整った顔立ちに緑がかった瞳、ショートにまとめた金髪、コケティッシュな印象。「グリプス戦役」時に反地球連邦政府軍(エゥーゴ)の支援組織カラバの一員だった経歴がある。アムロ・レイの元カノ。

    戦後、組織が連邦軍に吸収され自然消滅してゆく課程で、軍籍持ちは正規部隊へ復帰していったが、民間からの参加者の消息は不明な部分が多い。ベルトーチカの場合、「グリプス戦役」当時、カラバの最大のスポンサーであったルオ商会の会長令嬢ルオ・ステファニーとの個人的な面識から、フリーランスで仕事を請け負っているようだ。
  • カイ・シデン・・・一年戦争時はホワイトベースでMSパイロット。終戦後はフリーのジャーナリストとして活動している。
  • ティターンズ・・・ジオン残党狩りを名目に勢力をのばし連邦軍を牛耳っていた極右軍閥。
  • エバーグリーン・・・貨物船の名称 全長二百メートル、基準排水量約5千トン。表向きはルオ商会に連なるペーパーカンパニーの持ち船。主に工業製品を輸送する貨物船だが、シンブ隊が脱出する際に偽装船として使用された。
  • アンクシャ・・・RAS-96 連邦軍可変モビルスーツ、アッシマー・タイプの後継機。可変機能を活かしてMSを運搬できるよう特化、機体両側面にビームランチャーを装備。
  • アッシマー・・・連邦軍可変モビルスーツ 丸みを帯びた頭と両腕を縮めると上半身が円盤状になる形をしている。重力下での運用に特化した機体。
  • MLRS・・・多連装ロケット発射機 弾頭は上空で8000発の小弾子に分裂する。
  • ラケーテン・バズーカ・・・ドワッジ、ドム・トローペンが装備した武器。
  • CIWS(シウス)・・・近接防御火器
  • ホズミ・・・ガンキャノンDTのパイロット
  • バウンディング・オーバーウォッチ・・・隊を二手に分け、移動と援護を交互に繰り返す隊形
  • ベッソン・・・ガランシェール船員
  • ヤス・・・ドム・ドローペンのパイロット
  • ミデア・・・C-85 連邦軍輸送機 
  • ガルダ・・・MSの空中基地、シャトルの打ち上げプラットフォームとしても機能。人類史上最大の航空機にして空飛ぶ要塞。ぼってりとした胴体、左右に長く伸びた羽を持つ。全長三百メートル、翼長五百メートル超、翼の厚み十数メートルといった異様な巨大スケールは大型輸送機というよりは、むしろ天空に浮かぶ巨大な城と形容できるほど。
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